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『四月には』

 

【あらすじ】

大学受験を控えた冬のある日、須藤ひろのは同じクラスの高沢からラグビーを観に行かないかと誘われる。「ちょっと考えられないような野球好き」だった母への思いと、自分の生き方、受験期のいらだち、そして憧れと恋愛のあわい、さまざまなものの間で揺れ動くひろのの心を、高沢が少しずつ開いていく。「あっち」と「こっち」にいたはずの二人が、たった一度だけ一緒に過ごした今日がかけがえのない経験へと変わる。四月には私たちはどうなっているのか。終わりゆく高校生活に別れを告げるとともに、広い世界へと眼差しを向け始める少女の姿を描いた、あの日一歩を踏み出せなかったあなたへ贈る青春小説。

 

文体や表現、台詞の言い回し、足した箇所、削った箇所、お父さんのキャラ崩壊(笑)ぶりなど、時間の経過が作者と作品に与えた変化をお楽しみいただくために、あえて5年前に書かれた別バージョンも一緒にパッキングしました。

 

【セット内容】

・『四月には』

・『四月には』別バージョン

・チケット風特製しおり2枚

 

 

『小さな者たち』

 

【あらすじ】

七歳の時、友達のより子を守れなかったあさ美。

教室の喧騒にかき消され、届かなかった言葉が、その姿を虫に変えて指先から飛び立っていった。

彼女の成長とともに美しく変化していく虫。飛び立つ姿を、自分の中から美しさが消えていく様子だと感じたあさ美は、次第に口を閉ざし、人と距離を置くようになっていく。

そんな彼女を待ち受けていたのは、高校での辛い日々だった。

伝わらない、伝えられない、伝えたくない。それでも言葉を発した少女に訪れた、小さな者たちからの祝福と、切なさに満ちた自身の飛び立ちの瞬間を描いた小説。

 

同時収録:「朝、凪」